こんにちは細貝です
登山シーズン中は暇さえあれば山の事ばかり考えているので、気がつくとデートに誘う女の子がいなくなってる(マメに連絡とかしなくなるので…) 秋の日です
そんな感じで9月の頭に鏡平~笠ヶ岳に行ってきました
今回は経験体力とも十分な4人パーティーですが、ちょうど台風がこちらに来てるらしく少し心配です…
最近整備が進んでとてもキレイな新穂高温泉にて、スタートから雨具を装着
スタートはいつもの岐阜県 新穂高温泉 ですが、いつもの右手にある穂高連峰に登るのではなく、左手の笠ヶ岳に登ります
今回はその笠ヶ岳に登るのと、ロケーションが凄く良いと言われる鏡平山荘に泊まるのが目的です。
当初の予定は、
「はじめに笠ヶ岳に登り そのまま縦走しながら鏡平山荘まで行き宿泊」
だったのですが、頂上付近3000mの稜線を見上げると相当な強風が吹いています…
行けなくはないですが、上まで行ってから天気がより悪くなると色々面倒が起きますので、予定を少し変え直接鏡平を目指す事にしました
台風が近いのか 歩き初めから結構な雨風…
すると前から下山してくる中年パーティーと遭遇。
「この先に崩れてる所があるから危険です。」と、途中にあるワサビ平小屋で言われて引き返してきたそうです…
これは中止かな… と思いましたが、「そこまで行ってダメなら下りようぜ」と、気楽に考え先に進みます
雨でヌレヌレも登山の醍醐味の1つで楽しいです
途中のワサビ平小屋のスタッフに会うと色々言われそうで面倒なので、小屋の前を急いでスルー
「気づかれなくて良かった♪」と思ったのもつかの間、こちらに向かって男性が一人走ってきます……
小屋スタッフ「スイマセーン、この先危険ですので行かない方が良いですよ」
細貝「崩れた所があるそうですね。どんな感じになってるんですか?」
小屋スタッフ「今日はまだどんな状況か分からないのですが、雨が強くなってきたので早朝に出られた方以外は行くのを見合わせてるんです。」
細貝「…?。崩れたんじゃなくて、崩れそうな場所があるってことですか?」
小屋スタッフ「いや、崩れてるんです、土石流で。現場行くとスゴイですよ。巻き込まれたら命ないっすよ!」
細貝「……?(何言ってるか全然わからん…)。 とりあえず行ってみてヤバかったら下ります。無理はしないので大丈夫っすよ。」
と言い、なんとか先に進みます。
進んで行くと、凄く荒れた沢が現れ「ここの事を言ってたのね…」と納得
小屋スタッフの話を訳すと…
「数日前に土石流が起きた沢があるのですが、今日は雨がどんどん激しくなってきたので今からだと土石流が再発する可能性が高いかもしれないですよ。」
って、事らしいです。
通過には特に問題なさそうなので、何事もなく鏡平を目指します
地図を見ながら「あの沢がこれで、あの丘がこれか」と話すのが楽しいです
色々ありましたが、激しい雨風の中あっという間に鏡平に到着。
鏡平に到着。 晴れてるとここから大迫力の槍ヶ岳が見えるそうです…
小屋に着いたと思ったら木道にバリケードが…
さっきの土石流の事で、「ここから先(細貝達が登って来た道)に行くのは控えてね♪」となってます。
小屋にチェックインすると、足止めをくらっている方が大勢いて「道はどんな状況でしたか?」と質問攻めに合います
その後、濡れてる物を乾燥室に干したりしながら荷物を整理。天気も悪く外に出れないので談話室でダラダラ過ごします。
鏡平小屋には初めて来たのですが、スタッフの方々もとても感じが良く(山小屋では珍しく…) 評判通りの本当に居心地が良い小屋でした
しばらくすると急に天気が良くなり(風は相変わらず強いですが…) 外でぶらぶら遊びます
鏡平は山の台地になってる場所にあり、小屋の周りに結構大きな池が点在してるとてもロケーションが良い所です
槍ヶ岳の展望も良く、天気が良いと水面に景色が写りとても神秘的になるそうです。
風がなければ景色が綺麗に写ったのに…
今回夕食は小屋に頼まずフリーズドライなどで自炊します
小屋にはエビスビールが売ってます
結局1日目は4時間程度しか歩いてないので、体力もあり余り消灯まで晩酌してました
2日目は暗いうちから準備をはじめ、3:00に朝食 4:00出発で、お世話になった鏡平を後にします
目的地は昨日行けなかった笠ヶ岳
稜線上を縦走してるうちに少しづつ明るくなってきますが、天気は曇り
雨は降ってませんが、常に周りは真っ白な感じで景色もほとんど見えません
「稜線に出てしまえば楽かな~」と思ってましたが、ハードな登り下りが連続で結構大変
地図を見ながら「まだまだ先は長いねー」と、色々確認…
黙々と歩いてやっと笠ヶ岳に到着
晴れてればここから奥穂高岳やジャンダルムが綺麗に見えるのですが、あいにくの雲雲です
景色は残念でしたが無事に登頂
下りは笠新道と言う急勾配をドンドン下って行きます
見晴らしが良く雰囲気がある笠新道
快調に下っていたら、最後の方で木が倒れ道が消えていました…
前日の台風の強風でヤラレたんでしょうか?
枝木を掻き分け進みます…
そんなこんなで最後まで色々ありましたが楽しく登って来れました
その2につづく…
細貝
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