こんにちは細貝です。
先週久しぶりに登山にいってきました。
休みの前夜、帰宅してぼーっとインスタを見ていたら、東京の友達がGWに那須岳登った写真を投稿してたので…
「明日天気良さそうだから日帰りで行こうかなー、那須なら2・3時間ぐらいで着くし…」
という感じで23時ぐらいに急遽準備に取りかかり、2時に出発…
途中で簡単な食事と買い出しを済まし、少し仮眠をとったりしながら向かい登山口に6時ごろ到着。
急に来てみたが「那須岳って登ったことないなー」と、家にあるとりあえず持ってきた週間日本百名山wのザックリな地図を写メに撮って登り始めます。
ザックリな地図
少し肌寒いですが天気は良い感じで、気温もどんどん上がっていきそうなので、タイツは脱いで薄手の上下にダウンベストのみで登ります。
茶臼岳と朝日岳
那須岳は、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳などの複数の火山からなる山系の総称のようで、那須岳を登るならとりあえずその3つを縦走するのが定番だそうなので(登ってる途中で知ったのですがww)、「どこからどう行こうかな〜」とダラダラ登っていきます。
基本火山なので、標高はそれほど高くはないのですが、木々がほとんど育たない稜稜とした景観が楽しいです。
30分ぐらい登ると、茶臼岳と朝日岳の間のコルにある避難小屋に到着。
前日は悪天候で雪が落ちたらしく、この辺りからところどころ凍ったり積もってます

ここは十字の分岐になっており、「左に行くと茶臼岳頂上」「まっすぐは茶臼岳を巻く噴気を観れるコース」「右は朝日岳と3本槍岳」となります。
避難小屋
「とりあえず一番奥の三本槍岳から行ってみよう」と、右の方に向かいます。
ここから朝日岳の間は、ちょっとした岩場になっており、傾斜もそこそこあり雪で滑りやすいので結構楽めました

分岐から30分ぐらい岩場を進むと朝日岳に着きますが、まずは頂上には行かずに、奥の三本槍岳に向かいます。
朝日岳をバックに… この辺は風が当たると結構寒い…
朝日岳より奥は、先ほどの岩場とはうって変わってなだらかな上り降りのコースとなります。
結構積もってます
途中に湿原みたいな感じの場所もあり、夏から秋にかけて景色がいいんだろうなーとか思いながら、ダラダラ進んでいたら、水たまりが凍っており滑って尻餅ついたりしました。
木道も整備前で結構怖いですです…
尻餅のダメージもありましたが、8時前に三本槍岳に到着

なかなか良いペースなのできたので、おにぎりを食べたりしながら休憩します。
三本槍岳
頂上は結構な吹きさらしなので、ハイマツの木陰で休憩します。
急風のため霜も横に付いてます…
そこからまた来た道を戻って朝日岳に向かいますが、どんどん気温が上がってきたせいで、行きにザクザクしていた所が溶けてしまい、グチャグチャの水たまりが出現して泥だらけに…
靴がイイ感じにドロドロになってきたら、先ほど通過した朝日岳に到着。
頂上に登ると那須高原が一望できる良い眺め。
朝日岳からの眺め
上から見える独特な那須の地形は、「噴火が起きて溶岩が流れて火山灰が堆積したんだなー」って感じの面白い地形をしてるので、見てて飽きないです。
そこから分岐の避難小屋に戻り、最後の茶臼岳に向かいます。
そのまますぐ頂上を目指すこともできますが、せっかく活火山に来たので「一番活火山らしい場所」な、噴気を見るために山肌を巻いてロープウェイ側に行くコースを進みます。
しばらくすると「シューシュー」と大きな音が聞こえて、思っていたより大きな噴気が見えてきます。
迫力のある噴気
茶臼岳は周辺は硫黄の匂いが充満しており、今までと雰囲気がだいぶ違います。
そのあと、溶岩ドームを見上げながらロープウェイ側にぐるっと回ると、噴火の時に飛んできたのか大きな岩がたくさんゴロゴロしてる景色に変わります。
茶臼岳の溶岩ドーム
ロープウェイ側から茶臼岳の頂上に上がるコースは、横から見るとキレイな真っ直ぐな傾斜になっており「なんだか山じゃあまり見ない形だな〜」と思ってながめたら、先の方はモコっとた崖になっており、「溶岩が流れた跡の独特な地形なんだ」とわかります。
溶岩が流れたあとっぽい真っ直ぐな尾根
茶臼岳の頂上は、火山が暴れないようにとのことなのか、立派な祠も祀ってあります。
景色を見ながらゆっくりしたかったのですが、少し面倒な感じのオジさまに絡まれそうだったので、すぐに下山ww
鳥居と祠がある茶臼岳頂上
なんども通った避難小屋の方に降り、そのまま下山。
そのあとは、昔から湯治場として有名らしい「鹿の湯」に行きました

硫黄全開の川に沿って温泉小屋が建ってます。
男湯ののれんをくぐると、簡単な脱衣所があり、ついたて程度の壁を挟んですぐに湯船がある簡単な作りの温泉です。
それぞれ温度が違います(イメージ画像です)
6つの湯船はそれぞれ温度が違い、41℃-42℃-43℃-44℃-46℃-48℃と、なかなかな厚さです。
細貝のように観光客ぽい人達が手前の低い温度に集まっており、とりあえず自分も41℃に入ってみますが、やはり奥の46℃と48℃がきになります…
しかし、奥の熱いお湯の周りには眼光鋭い常連感が全開のオジさま方が数人おり、行くのになかなか勇気がいります。
とりあえず44℃に浸かりながら様子をみて、常連さん(常連風の人はマイ砂時計を持っています…)が上がって身体を冷ましてる隙に「すいません…」とペコリながら46℃に入りました。
46℃はなかなかで、あの野沢温泉より体感的には熱く皮膚がビリビリしますが、そのビリビリ感がだんだんクセになり、3分程度入っては上がってを繰り返し、3回入りました。
さすがに48℃は今度にしようと思い入りませんでしたが、ふと壁に描かれた「那須温泉 湯もみ歌」とかいう歌詞を見てたら、その一節に「53℃の湯で鍛えた…」とあり…、「そんな熱いのもあるのか?」と気になったので、湯上り後に受付のオバちゃんに聞くと
「昔の薬とかがなかった時代には、感染症とかには熱ければ熱いほど効果があるということで、それぐらいの湯もあったらしいよ」
とのこと…
なかなか面白い温泉だったので、ぜひ皆さんも行ってみてください。
そのあとは黒磯の方まで行き、蕎麦を食べたりアウトドアショップに寄ったりしてブラブラ過ごします。
蕎麦
その後、新潟までのガソリン入れなきゃとスタンドに寄ったら「空気圧減ってるようなので、高速なるなら空気圧見ますね」と言われ、見てもらたら「一本パンクしてますね」といわれ…
(パンクの修理後が劣化して石とか踏んだはずみかな〜的なパンクだそうで、確かに朝の山道で変なおとしたなーと…)
そこそこ乗ってるタイヤなので1本だけ変えるのもなんだからと、タイヤを全部履き替えることに…
なぜか那須でタイヤを買う…
せっかくなのでオイルとかも変えてもらうことにして、ガソリンスタンドでぼーっと時間をつぶします。
車の走りは見違えるように快適になりましたが、ガソリンスタンドで予想外に時間をくったせいで、ショウゾウカフェでゆっくりしてから帰るつもりがテイクアウトしかできずでした…
でも、ガソリンスタンドの人が世話を焼いてくれたおけげでパンクも解り、そのまま高速乗ってたと思うと恐ろしいですね。
そんなこともありながら、楽しく無事に新潟に帰宅できました。
次回は6月に北アルプスの双六岳に行く予定ですのでお楽しみに。
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