こんにちは細貝です
先日お休みをもらい1人登山をしてきました。
今回は、前々から歩いてみたかった「島々~徳本峠」のクラシックルートから山に入り、槍・穂高の稜線を真横から見ることができる蝶ヶ岳を目指します。
先日お休みをもらい1人登山をしてきました。
今回は、前々から歩いてみたかった「島々~徳本峠」のクラシックルートから山に入り、槍・穂高の稜線を真横から見ることができる蝶ヶ岳を目指します。
島々の登山口
幹線道路沿いの看板から少し山側に入るとすぐに動物止めのゲートが現れます
暗闇の中、これを自分で開け閉めしないといけません…
自分でゲートを開け閉めして通過すると、車を停めるスペースがあります。
まだ夜明け前の真っ暗闇…
ゲートを開ける時は車のライトに照らされてるので良いのですが、閉める時は暗闇に向かってなので恐いです…
この日は約30km先の蝶ヶ岳ヒュッテまで行く長時間の山行なので、暗いうちから出発しなければならず車を停め1人でビビりながら暗闇に向かって歩き出します
「あ~ 恐いな~… 早く明るくならないかな~…」と、ビクビクしながらヘッドライトをたよりに歩きます…
そうなると最近読んでる本に載ってるエピソードを思い出します
日本の山には何かがいる…
そう、山にはナニカがいるのです…
昨年自分も雲ノ平にて、本に載ってるエピソードに近い狂った体験をしているので、「ナニカに注意しないとなー」と注意事項を確認しビビりながら歩きます…
基本的な注意事項
①どこからともなく「オーイ」と呼ばれたらオーイと応えてはならない。
※山で「オーイ」と言うのは人でない物なのでオーイと応えると取り込まれてしまいます(オーイ絡みの謎の遭難多数)。もし呼ばれたら「ヤッホー」と応えましょう♪
②真後ろからなにかに引っ張られ「これは人でないな~」って気配なら、振り返ったりパニクってはいけません。
※そんな時は慌てずその場にじっとしゃがみ込み、いなくなるのを待ちましょう♪
今回のルートはクラシックルートと呼ばれる昔からある上高地に行く山道ですが、今では上高地までバスで行けるので人はほとんど通りません。
神秘的な雰囲気がある渓流沿いを進むと、昔使ってた炭焼き釜の跡や小屋の跡を見ることができます。
日が出てくるとなかなか良い雰囲気
今は使われてない岩魚留小屋 納戸の奥から何かが出そうで恐いです…
そんな感じでビクビクしながら5時間ぐらい歩き徳本峠に到着
ここまで来ると上高地側から上がって来ている登山者もいて、ビビリモードも解消され一息つきます
素敵な徳本小屋
軽く食事をとったりしながら1時間しっかり休み、まだまだ先の蝶ヶ岳を目指して出発です。
出発前は「ここから先はサクッと行けるかなー」と、勝手に思い込んでたのですが…
実際は、急で細かい上り下りの連続で景色も全然見えないツライ山行が続き、どんどん心が折れて行きます。
体力的にツラくなってくると、数時間前に暗闇にビビってたのが懐かしく感じます…
徳本峠から景色も普通なキツい山行を4時間頑張り、ようやく北アルプスらしい開けた景色を見れると不思議と身体が軽くなります
やっと景色が開けたけど、完全に顔がやる気の無い感じになってる細貝
そこから1時間ぐらい歩きテント場が見えたらひと安心
体の力が一気に抜け「あー やっと着いたー」と、開放感に浸ります。
山行中はぜんぜん人に合わなかったのですが、蝶ヶ岳ヒュッテの周りには人がたくさん
テントもたくさん張ってました
蝶ヶ岳ヒュッテ
晴れていれば後ろに穂高の絶景を見ることができます
山頂に行ったり周りを散策したりは後回しにし、とりあえずチェックイン
もういっぱいいっぱいな顔の細貝…
15時にチェックイン。
11時間で約30km上り下りを繰り返しながら登ってきたのでお腹もペコペコ
夕食は17時30分… それまでもたないのでお湯を沸かしてカップ麺をいただきます
その後は夕食まで時間があるので山頂に行ってみたり、良い景色が見えないかと辺りを散策
しかし雲がなかなか晴れず景色もぜんぜんで、見えるのはカップルばかり…
盗撮じゃありませんよ。 北穂高岳がチラと見えたから撮ったら写ってたんですよ…
日本の山にはカップルがいる。
友達以上なのか恋人未満なのか、付き合ってるのか付き合ってないのか、結婚してるのかしてないのか。
まったくもってはっきりとはしないが、カップルがいる。
……
そんな感じでブラブラしてたらあっという間に夕食タイム…
いっぱい食べて、そのあと同じ席で仲良くなったオジさまオバサマさま達と夜まで宴会し、山の夜を楽しみました
2日目に続く…
細貝
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