イームズの椅子といえば誰もが最初に思い浮かべるのが、
このプラスチック製のチェアではないでしょうか。
なめらかに成型された1枚のシートで快適な座り心地を表現したことが
この椅子の最大の特徴。
どんな体型も優しく受け止め、一切の無駄がないデザイン。
レッグ・スプリントの開発により、
最先端の成型合板技術を身につけたチャールズとレイ。
そして、新素材FRP(グラスファイバープラスチック)が開発された
奇跡により誕生しました。
プラスチックチェアはまさに、
「最高のものを、最大多数の人に、最低価格で」
提供したいという二人の願いを表す代表作品となりました。
当時、このチェアを20代で初めて購入する最適な家具とし、
そして20年後に子どもに引き渡す時にも変わらない価値を持つ名作となりました。
モデルチェンジを必要としないイームズデザインはまさに、
時代を越えた定番と言えるでしょう。
今回のミッドセンチュリー展では
オリジナルのヴィンテージ、そして現在も生産されている現行品、
脚の違いも合わせてお楽しみください。
minowa
0コメント